平成30年7月31日に火星に地球が最接近した時のお話です。
第三レーンを約365日で1周する地球が第4レーンを約687日で1周する火星を追い越していく。
何万回追い越してもゴールのテープは無い。
火星のようにのんびり、ゆったりと回りたいと思っても地球は内側レーンなので早く回るというケプラーの法則とやらに逆らえない。
しかし、火星人ものんびり暮らしている訳ではなく、自転で決まる1日の長さはほぼ地球と同じなので9時から仕事が始まり残業が無ければ6時に終わるようだ。
楕円形の軌道で最も接近している箇所でちょうど出会うときが最接近だが次回は17年後まで無いらしい。
これは世紀の一大事と思わず「KENKOの自動追尾型反射望遠鏡」の購入画面をポチッとしそうになるが、ここは冷静にじっと我慢のおっさんです。
最接近するのだから裸眼で見えるだろうと赤い星を探すと確かにはっきりと見える。
しかもチカチカしている。
おや? 緑色も見える・・・ど、どうやら火星ではなく関空発の謎の飛行体のナビゲーションライトだ。
火星にあまり接近すると火星人が大挙して飛んで来るかもしれない。
下に続く↓
「 ガサッ!」と音がして窓を見ると赤い目をした火星人が窓に張り付いている
逃げだしたい気持ちより空飛ぶ自転車がほしいという不遜な気持ちが勝ち、恐る恐る人差し指を近づけてみる。
ギャッ!!という叫び声とともに牙をむき噛みつこうとする。
よく見ると野生の白眉人だった。
「なんて事ありそで、なさそで、ウッフン!!」若い人には良く分からない50年以上前に大流行した歌のフレーズです。
街中で皆さん仮想現実のゴーグルをかぶるようになると現実と仮想空間の区別がつきにくくなるような気がします。
下に続く↓
火星は7月31日だけではなく1カ月ぐらいは明るく見えます。
しかし火星人は見えません。見えた人はかなり疲れているので無理をしないようにしてください。
最近ゴールが遠くに見えてきた気がする「おっさん」でした。
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