黄道、黄道面、天の赤道、赤道面、春分点、秋分点などを分かりやすく説明しています。
専門家ではない「ただのおっさん」なので、多分皆さんと同じところで疑問を持てたのではないかなと思っています。
「黄道」は太陽の通り道で「天の赤道」は地球の赤道を遥か彼方の星空まで広げたものです。
夜空に光る恒星は太陽系に比べはるかに遠いところにあり距離も光年で表しています。
そのために遥か彼方にある巨大な天空を覆う球体の壁に描かれたものと考えることが出来ます。
1日に一回転する地球から見れば天球の星座も一回転します。一回転して再び同じ星座が見えたとき星座の中を昨日の位置から少し移動している惑星を観察することが出来ます。
厳密には恒星も移動していますが、黄道や天の赤道を考える時は壁に張り付いて動かないものと考えて問題はありません。
小学生の頃は天球の模型を見てなぜ無限の宇宙がこんな球体の壁に書かれているのか理解できませんでしたが地球から眺めればそのように見えるのだと考えると何とか理解できます。
高速で自転しながら太陽の周りを公転している地球に立っている私たちが太陽や惑星と地球の関係を考える時には動かない星空をもとにしなければ分かりにくいので仕方がないですね。
■天の赤道
天の赤道は地球の赤道を真っすぐの天空まで広げたものです。
メタボな地球のおなか周りの赤道をそのまま天空まで広げて見た想像アニメーションを作りました。
最後の画面がこれです。
赤いラインが「天の赤道」の想像図です。
地球の北と南を貫く回転軸も長い周期でぶれているので回転軸を伸ばして天空に写した点も長い周期でずれていきます。北を指す北極星も別の星に代わっていきます。
回転軸がぶれるので当然「天の赤道」も何千年、何万年を考えれば動いていきます。
次回は「黄道」について説明します。 |