大阪に住んでいると茶臼山は1つしかないと思っていたがWikipediaによると全国200か所以上有るという。近くに茶臼山のある人に茶臼山といってもそちらを想像するだろう。
NHKの大河ドラマ「真田丸」で幸村が話題になっているが大坂冬の陣、夏の陣で戦場となった「茶臼山」は、
・JR西日本「天王寺」
・近鉄電車「大阪阿倍野橋」
・地下鉄「天王寺」
・阪堺電車「天王寺駅前」
の各駅より徒歩で行くことができる。
その時代に思いをはせる歴史好き以外はそんなに魅力的な所でもないが聖徳太子の四天王寺さんや美術館、動物園に来たついでに腹ごなしに歩ける静かな所だ。
大阪市立天王寺動物園もある。入場料は安く、大人500円だ。時間があれば、かわいいホッキョクグマが見たい。
今年も「夏のナイトZOO」が開催される。
茶臼山に行く道の途中に入り口があるので時間があればぜひ立ち寄ってみてほしい。
美術館は住友家本宅の寄贈をうけ昭和11年に完成したそうだ。
會舘80周年特別展示のポスターが貼ってありる。展示中であれば是非行きたい所だ。
途中に慶沢園の入り口がある。此処も住友家が大阪市に寄贈してらしい。殆ど入場者はいないので時間があれば見てみたい。料金は150円だ。
以前に入園した折、此処で林の中から鳩の集団が一斉に飛び立ち振り向くとフクロウが鳩をつかんで飛び立っていくのを見てこんな都会にフクロウがいるのかと思ったことがある。
美術館の前を抜けていくと小高い古墳の様な木が生い茂った山がありそこが茶臼山だ。古墳の様なと書いたが前方後円墳であると言う説が有力だ。
茶臼山は小高い丘のような所なので気軽に登ることが出来る。観光客も少ないので天気が良ければ阿倍野ハルカスで高級弁当とお茶を買って池の前にベンチがあるのでゆっくりいただくのもいいかもしれない。
茶臼山(ちゃうすやま)・河底池(かわぞこいけ)・和気橋(わけばし)
「大坂冬の陣で徳川家康の本陣となり、夏の陣では真田幸村が布陣し激戦地となった茶臼山は奈良時代に和気清麻呂(わけのきよまろ)が河内川の流水を南に引こうとした河底池と共に、天王寺公園の風景となっている。」
「和気橋は、延暦7年(788年)和気清麻呂が旧大和川の流れを変えるために上町大地を開削した際、茶臼山古墳の濠を利用した名残が河底池と伝えられていることから和気橋と名づけられた。」(茶臼山案内板より)
案内板に書かれた通りだとすると、上町大地を削って水路を作る和気清麻呂さんの計画は残念ながら失敗したということですかね。
1000年以上も前の時代ですからたいへんな事だったのでしょう。