空き缶スターリングエンジン
おっさんHobby
空き缶スターリングエンジンを作ってみました。
YouTubeで自作の小さなスターリングエンジンがコトコトと動き続けるているのを観る機会があった。
ロウソクやアルコールランプの炎で小さなエンジンがコトコトと動いている様子がカワイイ。
早速、作ってみたくなり、家中を探しまわり材料を集めた。「しんかい2000cm」のスクリューを作るため購入していたアルミ板、物置に眠っていた直径22mmのアルミパイプ、適当な空き缶等をかき集めて、さっそく取り掛かった。
日曜日の早朝から家族に遠慮がちにゴリゴリと部品を切断して作ってみた。
ネットに先人達が色々な作り方を紹介してくれているので参考にさせていただきました。
中村様のYouTube動画は基礎から丁寧に解説されており非常に参考になりました。
手元にあった直径22mmのアルミパイプがあった。少し太すぎるが40mmほどの長さにに切断した。いろいろと探したが、ちょうど内径に合うようなピストンにできる物が無い。
とにかく早く作りたかったので仕方なくアルミパイプの中にグルーガンスティックを流し込んで固めて作ってみた。
流し込む樹脂の熱でパイプの内径が変化するのか、きちきちで動きづらいのもあったが数個作ると2個ほど、内径にぴったりの滑りの良いピストンが出来た。
珍しかったので100均で購入したグルーガンが役立った。
ロッドは大きめのゼムクリップを伸ばして使った。
支柱も空き缶利用で沢山の方が作っておられましたが、ちょっとぜいたくにアルミ板で作った。
手元に有った1mm厚のアルミ板を切断して、エポキシ樹脂の接着剤で接着
CDに丸く削った木を差し込んで瞬間接着剤でとめた。木に1mmの穴をあけゼムクリップで作ったロッドに差し込んだ
缶の中を上下に動くディスプレーサーはスチールウールを4個丸めて作った。
完成してから4個は重すぎることが分ったが、後の祭り。
結局、アロマキャンドルを3個使って動かすことになった。
細いワイヤー、アルミ線、アロマキャンドルが足りなかったので100均で購入した。
細いステン針金は、ディスプレーサをつりさげるのに使用。
これを通す為にアルミ板に0.5mmの穴をあける。
ドリルの歯は以前、DAISOの手芸用品コーナーで見つけて
購入しておいたもの。
さすがに0.5mmは普通のドリルに付けると折れそうなので指で
もって、くるくる回して気長に穴をあけた。
わくわくしながら動かしてみるがなかなか動かない。試しに空缶の底を熱しているアロマキャンドルを1個から2個に増やすとカタカタと動いた。
しかし、しばらくして上板も熱くなり止まってしまう。これは水冷しかない。
もう夜中になっていたが、水冷に使えそうな缶を家中をゴソゴソと探しまわった。缶詰を発見、なかみを皿に入れ替えて空き缶をGET。
ハサミで半分に切って、サンドペーパでピカピカに磨いてエポキシ樹脂で上板のアルミ板に張り付ける。
水に浸かるところに、ディスプレイサーを支えているワイヤーを通す細い穴があるのを忘れていた。予備に40mmに切っておいたアルミパイプをかぶせて接着し水が入らないようにした。
完成した時はもう日付が変わっていたが冷却水を入れて動かすとコトコトと動き続けた。
秋の夜長に虫の声は聞こえないが、ローソクの炎とコトコトと動き続ける音を聞きながらウイスキーと読書、良いですね。
次はカップに入れたコーヒの熱で動くものを作って秋の夜長を楽しみたいですね。