たんぱく質


タンパク質は、主に炭素と水素で作られ、さら窒素と酸素、および硫黄が加わってできている有機化合物です。


有機化合物を構成している分子は顕微鏡を使っても見られない非常に小さな粒子です。そのため、皆さんは、どのような道具を使ってもなかなか分子は見ることができないと思っていませんか。

実はそんなことはなく、なかには何の道具もなく肉眼で実際に見ることのできる分子があります。それは小さな分子が数千、数万もつながった巨大分子高分子化合物と言われるものです。


タンパク質は小さな分子が数千、数万もつながった巨大な高分子化合物です。



タンパク質の構成成分 タンパク質は、いったいどのような分子が連なってできているのでしょうか。タンパク質を構成している単位ともいうべき化合物、アミノ酸です。

アミノ酸とは、アミノ基(NRR')とカルボキシ基(COOH)の両方の官能基を持つ有機化合物のことを言いますが、上図のように1つの炭素原子にアミノ基とカルボキシ基を持つα-アミノ酸という分子が生体にとって重要なアミノ酸になります

α-アミノ酸のRの部分にいろいろな分子構造を持つ20種類のα-アミノ酸が生体にとって必要なものです。このRがHのものがグリシンです。