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大和川左岸を歩く

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大和川左岸を歩く

 大和川は奈良県から大阪府を流れる川だ。
最後は大阪市と堺市の境界線となり大阪湾にそそいでいる。

なぜ大和川? なぜ左岸?

 なぜ大和川を取り上げたのかというと通勤経路に大和川が有るからだ。ただそれだけだ。

早朝に橋の上から朝日が昇るのを拝み、夕方には開けた下流の空に広がる夕焼雲を帰宅を急ぐ車の流れを横目に好きなだけ眺めていることが出来る。

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川の上には広がる空がある

家やビルの立ち並ぶ町中で、川は唯一きれいな空があることを気づかせてくれる存在だ。

ご存知のように左岸は海に向かって左側を言う。湖に流れ込む川もあるので正確には下流に向かって左側を指す。
なぜ左岸を選んだのかというと、これもただ歩きやすかっただけだ。

いつかは上流へ

川は生まれたところから右岸、左岸はある。
下流の方向は海まで歩いたが、いつか水源がある上流のほうまで行ってみたいと思っていた時期がある。今となっては総延長68kmは足腰の弱ったおっさんには絶望的な長さである。



1級河川汚染度ワースト3

大和川は1級河川汚染度ワースト3の常連だ。現在は何位か分らないが、そんなに汚れた川とは思わない。清流ではないが、決してどぶ川では無い。大和川を渡る南海電車の窓から橋脚付近に大きな鯉が集まって泳いでいるのを時々見かける。

道頓堀川と桜

大阪の道頓堀川も最近は、かなり綺麗になったらしい。本当かどうかは知らないが一昔前はお米をとげるほど綺麗だったと聞く。桜の木など1本も無い道頓堀川が毎年、桜の花びらで一面ピンクに染まる時がある。上流の桜並木の花びらが大量に流れ込む為だ。

阪神高速と地下トンネル

 大和川左岸(堺市側)では阪神高速道路6号大和川線の工事が進められている。東西に走る道路らしい。

阪神高速4号湾岸線と14号松原線を結ぶ10キロ弱の道路だが、大部分がトンネルの為ほとんど人目に付くことなく工事が行われている。直径12メートルを超える巨大なシールドマシンが地中で進んでいることは知る由もない。最近、国道26号線を走ると大和川近くのイオンモール堺鉄砲町の近くに出入り口が完成していた、湾岸線までつながっているらしい。

10kmと言えば恵那山トンネルより長いはずだ。完成したら是非走ってみたい。

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(大和川を渡り堺頓宮へ向かう住吉大社の神輿)

天王寺からJR関西本線に乗って奈良県の王子まで出かけたが奈良県に入り途中トンネルを出たあたりから何度も繰り返し大和川を横切っていた。片側を走ることが出来ない理由があったのだろう。陸橋から下を見ると川岸には背の高い草やツルが生い茂り普通の服装ではとても歩くのは無理なようだ。

さらに上流を地図上で辿るとかなり細くなって三輪そうめんで有名な三輪から長谷寺のあたりまでかろうじて辿ることが出来る。

沢 登 り

おっさんは本格的な登山は嫌いだが、川伝いに歩く沢登りをしていた時期がある。沢登りが好きな先輩に誘われて2人でよく出かけた。ヘルメットを持っていなかったので傷だらけになったものをもらった記憶がある。

とにかく楽しくて、休日が待ち遠しかった。ハーケン等は使わず、がむしゃらに岩をよじ登り濡れた岩の上を速足で歩いた。道がなくなれば冷たい川を泳ぎ、滝つぼに飛び込んで進んだ。リックが浮きになって楽に泳げたが今考えると無謀なことをしていたみたいだ。滑らないように特別な草鞋作りも教えてもらった思い出がある。

その先輩も若くして亡くなり、それから沢登をすることはなくなった。

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(写真の左のビルは、高速道路の換気口ビル。写真では分りにくいが、かなり巨大なビルだ。)

(堺市水道事業発祥の地)

河口付近にはアマゾンの巨大倉庫やシャープの新社屋が見える。大砲の様な巨大レンズを付けたカメラで3人のグループが鳥を追っていた。


つまらない動画です。謙遜ではありません。
大和川左岸 2(1分間)

大和川左岸3(1分間)

大和川左岸4(1分間)